2010年09月09日

[北の国から]倉本聰の脚本術

今、「北の国から」を最初から見ているところ。
北の国から'87初恋まで見終えた。

作品自体の感想は別に書くとして、こうやって一気に長編シリーズのドラマを見ていると、倉本聰の脚本の癖みたいなものに気づいたので、メモ代わりに書いてみる。

この人の脚本の大きな特徴として、「楽しいことと辛いこと」といった相反するものを一つのシーンに詰め込み、それによって強い印象を与えるってのがある。

たとえば、「87初恋」では、こうしたシーンは二つ出てくる。

一つは五郎の誕生日のシーン。
純、蛍、草太などが五郎の誕生日を祝おうとパーティを開こうとするが、その場で五郎は純と言い合いになり、台なしになる。

ちなみに、誕生日に喧嘩するっていうシーンは、これ以前にも出てきたと記憶してる。

二つめ。
純の初恋の相手、れいちゃん一家はクリスマスの晩に夜逃げする。

こんなふうに、とても楽しいことととても辛いことを同じシーンに詰め込むのは、北の国からに何回も出てくる。

たしかに、楽しいことと辛いことを描くことで感情の落差を描くのは、脚本術としては常套手段といってもいい。

たとえば、戦地に赴く兵士が恋人に愛の告白をすると、その兵士は必ず死ぬことになる、みたいなもんだ。

しかし、倉本聰の場合、それを同時にやってしまう。
これは、意図的にやっているんだかどうだかしらんけれど、もう、ひとつの癖みたいになってるんじゃないかなと。

posted by YenGood at 00:08 | Comment(0) | 感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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