2010年05月01日

[アニメ感想]Angel Beats!第5話

評価 ☆☆(五段階評価)

このアニメに関しては、できるかぎり、毎週、感想を書いてみることにした。

それは、このアニメが明らかな失敗作であるからだ。
予算がなかったから作画崩壊したなどの、凡百の失敗作ではなく、あくまで個別的な、とても特徴的な、そういう後世に残すべき、ケーススタディとして、記述しておくことに、なんらかの意義を感じたからである。

もっとも、このアニメを見ていくうちに、だんだんと楽しくなってきたことは否めない。

クズをクズであると指摘すること、つまり、事実を指摘することによる快楽。
たしかに、それはあるけれど、正直に言って、だんだんとこのアニメは面白くなっているんじゃないかという、ちょっと自分でも認めたくないような感覚もたしかにあるのだ。

ひょっとしたら、このアニメが終わるころには、大絶賛していたりすることになるのかもしれない。
それはない。
とは思うけれど、ないともいいきれない。

とりあえず、僕は正直に感想を書くことにしよう。
つまらなければ、つまらないといい、
面白ければ、面白いという。

単純なことだけれど、なかなか、それはできることではない。


さて、第五話。

Aパートでは、天使のテストを策略により、赤点にするというミッション(笑)をSSS団が行う。

簡単に言えば、ギャグパートである。

正直に言って、ここは面白かった。
つまり、笑えた。

このアニメ。ギャグがだだすべりなところが見ていて、辛いというか、こんなギャグで笑いが取れると思ってるのか麻枝は、というある種の哀愁すら感じさせるところがあったのだけれど、今回に関しては、なかなかよかったんじゃないかと思う。

着やせするタイプってのは、くすりときたし。

ただ、このAパートもただのギャグに終わらないところがこのアニメの怖いところだ。

ヒロインであるゆりっぺが狂人にしか見えない。

今まで、自分たちとは隔絶した存在として扱われてきた天使が、『実は自分たちと同じく普通の人間なんじゃないか』という予感とともに、この嫌がらせは行われる。
主人公の音無は、普通に天使と会話をしている。
それなのに、天使の答案をすり替え、赤点にするのだ。

いじめにしか見えねぇよ、これ。

あのさ、根本的なことだけれど、このSSS団って、見ていて、本当に馬鹿としか思えないのね。

根拠薄弱なゆりっぺの言葉を妄信しているところとか。
しかも、ゆりっぺに毎回のように殺されるっていうのに、カリスマとして扱っているところとか。
とても、まともな知性を持っているようにはとても思えない。

このゆりっぺの元ネタであるハルヒ。

たしかに、このキャラもクレイジーだ。
いかれてる。
もっとも、平気で部下を殺すゆりっぺに比べれば、ハルヒなんてあくまで常識の範囲内で理解できるキャラだとは思うけれど。

だけど、ゆりっぺに比べれば、はるかに常識人のハルヒに対してSOS団の連中は妄信しているわけじゃない。
ここがポイント。

それぞれのSOS団のキャラは、それぞれの思惑を抱きながらハルヒに忠誠を誓っているという振りをしている。
ここは、谷川流の、ドライな感性が現れていて、とても好きなところなんだけど、こういう、まともな感性がAngel Beats!にはない。

まともな人間だったら、こんな行動はしないだろっていうシーンが次々に出てくる。
ついていけない。

もっとも、この不自然さも、おそらくは、後半の伏線回収で明らかにされるのだとは思う。
というか、もしも、その伏線回収があったとしても、このアニメの破綻っぷりはどうやっても回収できないように思えるんだけど。

あとさ、前にも書いたかもしれないけれど、本当にリアリティのレベルがめちゃくちゃだよ、これ。

天使に対して、平気で銃をぶっぱなしていたっていうのに、天使が麻婆豆腐を孤独に食べているシーンを思い描いて、天使にシンパシーを感じるとかさ。

その前に、殺そうとしていてことを反省しろよ。

たぶん、主人公が天使側につくっていう、ストーリー展開なのだけど、稚拙すぎるんだ、その流れに持っていくのが。

このアニメの唯一の美点は、天使がかわいいってこと。
そして、いじめの加害者の視点から物語を描いてみせたってところ。

もっとも、いじめっこの側に、いじめだという意識があるのかどうかが定かじゃないんだけど。
posted by YenGood at 03:36 | Comment(0) | 感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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