2016年01月05日

株価が高いか安いかはどこで見分けるの?『PER(株価収益率)』

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※株が高いか安いかはどこで見分けるの? 


 株式投資をやったことのない人にとって、最大の疑問はこれではないでしょうか。

 「今日の日経平均株価はいくらです」、

 「昨日の終値から200円下がりました」

 テレビのニュースでは、毎日、株価の値動きを伝えています。

 値動きがあるということは、株が売られたり、買われたりしているわけです。

 さて、人が何かを買うということは、どういうことを意味しているでしょうか。

 「何か」を買うということは、その「何か」が安いと思っているから買うわけです。

 もちろん、食料品のように生きているために必要不可欠だから、買わざるを得ないものも当然あります。

 しかし、その食料品のなかでも、できるだけ安いものを人は買おうとするでしょう。

 ほとんどの人は、何かを買う前に、「安い」、「高い」の判断をしているわけですね。
お金持ちは別として。

 株価は毎日、売られたり、買われたりしています。

 買う人と売る人が同時に存在しないと株価というものは成立しません。

 ということはつまり、ある人はこの株価は高いと思い、ある人は逆に、この株価を安いと思っているということになります。

 考えてみれば、不思議なことです。ひとつの株価に対して、まるっきり反対の判断をしている人が少なくとも二組以上いるからこそ、それに値段がついているのです。

 もっとも、人間の判断はそれぞれですし、株価は未来の業績に対して下されるものですから、現在、どちらの判断が正しいのかは判然としません。

 ただし、高い、安いの判断を下すための指標というものはちゃんと存在しています。

 
※その指標が株価なんだよね?

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 それはちょっと違います。

 たとえば、今日(1/5)のトヨタ自動車の株価とホンダの株価を見てみましょう。


 
トヨタ自動車 7226円(前日比-111円)

 ホンダ    3660円(前日比-71円)



 株価だけを見ると2倍近くの差がありますね。

 とすると、ホンダ株はトヨタ株よりも、ずっと割安ということなのでしょうか?

 違います。

 トヨタと、ホンダは発行している株式数が違いますから、そもそも、株価だけで高い安いを比較することなどできないのです。

 
 あなたがトヨタかホンダ、どちらかの株を買いたいと思い、どちらが『お買い得』なのかを知りたいと思っても、株価を見ただけではわからないのです。

 そこで、登場する指標がPER(株価収益率)という指標です。

 これは、企業が生み出した純利益と株価の関係を見る指標です。その株が割安か割高かを判断するのに、もっとも使われる指標といっていいでしょう。

 単純な式にしますとこうなります。


 
PER(株価収益率)=時価総額÷純利益=株価÷一株当たりの純利益


 PERが低ければ、その株は割安です。
 なぜなら、株価に対して、利益が大きいからです。

 逆にPERが高ければ、その株は割高です。
 なぜなら、株価に対して、利益が小さいからです。

 さて、少し、この式をながめてみてください。

 分母が利益をあらわし、分子が株価をあらわしています。
 (時価総額というのは株価×発行株式数です)

 PERが低ければ、その株は割安だ。私はそう述べました。

 ということはPERが低ければ、投資家に買われる可能性が高いということです。
 つまり、この後、上昇する可能性が高いといえます。

 さて、PERが低くなるのはどういうときでしょうか?

 それは二つあります。

 株価が安いとき。そして、利益が大きいときです。

 つまり、株がこれから上昇するのはどういうときか。

 株価が大幅に下がったとき。そして、もう一つは、その会社の業績が大きく上がったとき。

 こういうことになります。結構、単純ですよね。

 しかし、この単純なことが難しいのです。というのも、株価というものは未来(だいたい半年先といわれています)を反映するものだからです。

 人間。誰も未来を見通すことはできない。だから、投資というものは難しいし、また面白いのです。

 一つの目安としては、PERが10倍であれば、あなたが投資した金額を純利益として回収するのに10年かかるということになります。
 (ここでは詳しい説明は省きます。とにかく、PERが10倍であれば、投資してから元をとるのに10年かかる。PER20倍だったら、20年かかる。そのくらいの単純な理解をとりあえずしておきましょう)

 その時の投資状況、または業種によってPERの平均というのは大きく変わりますが、
大ざっぱに言って、PERが10倍以下であれば、割安ということができます。
 つまり、株というのは、買ってから10年くらいで元をとれればいいよね。
 そういう含意のもとになりたっているギャンブルだと思えばいいでしょう。

 さて、トヨタとホンダのPERはいくらでしょう。

 トヨタのPERは10倍、ホンダのPERは12.5倍です。

 つまり、株価とは逆に、トヨタのほうが割安なんですね。
 株価だけで、高い安いとはいえないことがこれでわかります。 

 とはいっても、両者のPERは似通っています。

 東証一部の会社で、PERが100倍を超えている会社はおそらくいくらでもあるでしょう。

 そのなか、ライバル会社とされているトヨタとホンダのPERは10倍と12.5倍です。

 なぜか。
 これは、同業他社の株価のPERは同じ程度に収斂するためです。

 

 先ほども述べたように、株価というものは半年後の業績を反映するといわれています。

 投資家という人たちは、半年後のPERがいくらになるのかを想定しています。
 また、同業他社との比較も常に行っています。
 ホンダがPER12.5倍、トヨタがPER10倍。
 ここから、トヨタの株価が安いと見るか、ホンダの株価が高いと見るか。
 それは、その人の知識とセンスにかかっています。

 いろいろな角度からPERを見て、その上で高い、安いという判断を下し、株を売買しているのです。

 PER以外にも投資家が判断材料とする指標はいくつかあります。

 ですが、基本的に株価の高い安いは、このPER(株価収益率)で判断しています。
 それは、プロもアマチュアも変わりはありません。

 それでは。

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タグ:投資 経済
posted by YenGood at 21:31 | Comment(0) | 投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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