2012年06月24日

「ローレンス・ブロックのベストセラー作家入門」のまとめ


私が短編小説を書くよりも長編小説をおすすめする理由
・短編小説は売りにくい。
・短編よりも長編を書くほうがむずかしいということはない。ただ単に長いだけだ。
・短編を書くには優れたアイデアを必要とするが長編はそうでない。

作家はどこからアイデアを得るのか?
・よく人からはこういう質問をされるが、これほど答えに窮するものはない。
もちろん、アイデアの多くは無意識の底から湧きだしてくる。しかし、それ以外にも、たとえば事実の断片からアイデアをひねりだすことだって可能だ。
ニュース雑誌の記事や百科事典の記述をもとにして、一遍の小説を書くことは可能だし、私は実際にそうしたことがある。


小説の書き方(出だし)

1出だしで話を動かす。
出だしに関して新人作家の一番よくない点は、寒い朝の旧式のステュードベイカーよりエンジンがかかりにくいことだ。
一番最初に読者の気を引くような書き方をしよう。
いきなりアクションから始めてもいい。また、読者の注意をひくような、会話から始めてもいい。

2雰囲気をつくる。
読者が小説世界に入っていきやすいように、視覚的な雰囲気を作る。

3問題を提示する。
プロットの核となる問題をできるだけ速やかに読者に提示することは、ときに作家の最大の関心事である。

小説の出だしはよくなければならない。そうでなければ誰も先に読み進めようとはせず、小説の残りはせっかくの機会を失ってしまうのだ。

小説の書き方(キャラクターの移動シーンについて)

・新米の小説家にとって、人物を部屋に出し入れしたりするのはとてもむずかしい。
多視点の小説では、これはただ、ひとつの場面を閉じて、別の場面を別の場所と時間で始めるだけのことだ。それでも著者は読者にどのくらいまで(場面の状況を)知らせなければならないかという選択を迫られるが、登場人物が未来永劫、地下鉄に乗っているということはない。しかし単一視点の小説はあらゆる瞬間の行動を説明して、読者に語りすぎてしまうきらいがある。
現在の読者は、映画などの経験によって、場面の転換にはなれているので、その点を考慮して、移動シーンをつくりあげるべき。



ローレンス・ブロックのベストセラー作家入門
ローレンス・ブロックのベストセラー作家入門ローレンス ブロック Lawrence Block

原書房 2003-01
売り上げランキング : 283990


Amazonで詳しく見る
by G-Tools
posted by YenGood at 14:02 | Comment(0) | 創作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
人気記事
    タグクラウド
    ×

    この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。